年末から年始にかけて、人と会って食事をしながらおしゃべりする機会が去年よりずっと増えた。新型コロナもまだまだ心配なので、人数を絞って、予防をしながら。
仕事では人と会い、話すことはだいぶ元に戻ってきたけれど、気の置けない友人たちと話すのとは、やっぱり違う。笑ったり、愚痴を言い合ったり、すぐに忘れてしまうような、たわいもない話をする時間がこんなに貴重だったなんて、コロナ禍の前には思いもしなかった。
友だちと直に顔を合わせて話すことは、気持ちを前向きにして、心のなかを軽くしてくれる。自分がここにいてもいいのだという思いを強くさせてくれる。世の中に楽しいことはたくさんあるけれど、本当に喜びを感じるのは、単純なことなのだ。人と会って話すことほど、元気をもらえることはない。
この1年も、そんな穏やかな日々が続いて欲しい、また会って話がしたい。そんな思いを抱きながら、友だちと「じゃあね。またね」と言い合った。