記憶の共有は縁の結び目

ライター角田奈穂子の「雑な生活」ほぼ日記

酢の香り漂う新年の始まり

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1月1日が土曜日のせいなのか、12月23日の祝日がなくなったせいなのか、どことなく新年に切り替わった感の薄い今年。それでもお正月気分を盛り上げようと、おせちをテーブルに並べていたら、目を離した一瞬の隙に我が家の猫がなますの器をひっくり返すという、寅年ならではの大暴れ。

考えてみたら、おせちには海老のうま煮や田作り、かまぼこと猫の好物ばかり。お重のふたを開けようとして、運ぶときにちょいと上に乗せていた器をひっくり返したらしいです。

部屋に広がる酢の香り。「おなかが減ったよぉ」と半泣きになりながら掃除しましたよ、もちろん。アタリがいいのか悪いのか、よくわからない2022年のスタートとなりました。

新型コロナの流行以来、社会のスピードがダウンし、昨年後半からようやくゆるゆると動き出したと思っていたら、ここにきて変異したオミクロン株が増えてきています。第6波が昨年の夏よりは大人しく収まって欲しいとは願っていますが、年末年始の帰省がどう影響するのかと、不安もあります。

とはいえ、ゆるゆるでも動き出した今の流れは、そう止まらないのではとも予想しています。ただ、コロナ流行以前の社会には戻ることはないだろうという予感も。スピードが上がったとしても、以前とは違う角度の方向に動きそうな気がします。

その変化はちょいちょい感じていたのですが、旧来の構造に揺り戻しされているところもあり、「どっちに流れるかなぁ」と眺めていたところ、大みそか紅白歌合戦を見ていて、「やっぱりこっちかな」という思いが強くなりました。社会の流れを読むときに、案外、ヒントになるのは、ドラマや歌だったりするんですよね。

ちょっと今年は、大きな流れが来るかもなぁという予感もあったりするので、記録のために、ブログを毎日書く、を目標の一つに挙げています。それで今、眠くて気絶しそうになりながら、無理矢理、書いているのでした。昼のうちに書いておけよ、という話なんですが。

新年から相変わらず、「雑な暮らし」の私ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。