記憶の共有は縁の結び目

ライター角田奈穂子の「雑な生活」ほぼ日記

本の力

人の魂は記憶のなかで生き続ける

書店をめぐっていたら、『ある行旅死亡人の物語』(共同通信大阪社会部:武田惇志・伊藤亜衣/毎日新聞出版)に目が止まった。ネットで記事が話題になり、読んだ記憶があったことと、どこかの書評で目にして気になっていた本だった。 「行旅死亡人(こうりょ…